「フリーダイビング」と「フリーダイビング競技」
フリーダイビングとは何か、という定義付けは、実はあまりハッキリしないものです。一息だけで水に入る、ということ以外は、何m以上潜ったらフリーダイビングか、という定義付けは、あまりされていません。スノーケリングとスキンダイビングの境界線があいまいであるように、スキンダイビングとフリーダイビングの境界線もまたはっきりしていません。
(そういう意味ではまさに「フリー」なダイビングです)
では、「フリーダイビング」と「フリーダイビング競技」のボーダーラインはどこでしょう。これは結構ハッキリしています。フリーダイビングが前述のように「フリー」な楽しみ方が出来るものであるなら、水深が50mでも、あるいは5mでも、その人にとって心地いいダイビングであればそれでいいのです。それに対し、「フリーダイビング競技」はより深く、より長く、というハッキリした目標が設定できます。
「フリーダイビング競技」のトップアスリート達のパフォーマンスは、確かに超人的で、とてもおいそれとマネできるものではありません。だからといって、「フリーダイビング」自体が敷居の高い、特別な人しか出来ないスポーツというわけではありません。安全に関するルールは守るべきですが、競技ルールなどにとらわれない、ただそこに潜る事自体を楽しむ事も、フリーダイビングの本質的な楽しみの一つです。
「フリーダイビング」と「フリーダイビング競技」、どちらが勝っているわけでもありません。「スキーとスノーボード、どちらが楽しいか」「サーフィンとウィンドサーフィン、どちらが面白いか」などが不毛であるように、最終的には個人の趣向になってきます。
フリーダイビングに興味がある、でも選手のようなことはとても出来そうにない、と思っている方がいたら、是非一度トライして見て下さい。そして自分が居心地がいいと感じる場所を見つけて下さい。
私自身は「フリーダイビング競技選手」ではありませんが、「フリーダイビング愛好家」です。
(text by h.sugawa)
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