(解説)日本記録公認/非公認の考え方
お問い合わせがいくつかあったので記しておきます。
日本記録はどうすれば認定されるのか?またされないのか?
以下はそれについての記述です。
(日本における考え方、ということで記していますが、世界標準もほぼ同じです)
詳細については、JASのホームページからフリーダイビング日本記認定要綱をダウンロードの上、突き合わせながら読んでいただくとわかりやすいかと思います。
まず資格から。
(1) 日本人である事(日本在住かどうかは問いません)
(2) JAS/AIDA JAPANの会員である事
の2点が条件となります。
フリーダイビング日本記録とは、正確に言えば
「AIDA JAPAN公認・フリーダイビング日本記録」
ということになります。AIDA JAPANが公認する記録なので、AIDA JAPAN(あるいはAIDA)の会員である必要がある、という事です。
これは他の競技等と同じ考え方です。例えば水泳の日本記録は「日本水泳連盟公認・日本記録」であり、日本水泳連盟に所属している必要があるという事と同じです。
次にチャレンジの方法について。
現在は、記録に挑戦する方法として3種類あります。
<1>AIDA主催、またはAIDA公認の海外の大会での記録
<2>AIDA JAPAN主催、またはAIDA JAPAN公認の国内の大会での記録
<3>個人的なアテンプトの開催(複数の選手による開催でもOK)
いづれも規定の審判数などの条件をクリアしている事が前提です。
<1>はワールドカップやワールドチャンピオンシップなどになります。2003年でいえば、キプロスで開催されたOPEN CLASSICもこれにあたります。
<2>は国際大会の選考会や、2003年の日本選手権、インドアカップなどがあたります。
<3>は記録更新に関しては最もポピュラーなやり方です。多数の選手が参加する大会などでは、どうしてもセキュリティ体制に制限が出てきてしまいますので、一人、あるいは数名程度でのアテンプトの開催の方が、選手にとってもよりやり易い環境と言えると思います。日本でも9月に篠宮龍三選手が伊豆で、11月に松元恵選手がハワイでそれぞれアテンプトを開催し、いづれも日本記録を更新しました。
2003年9月の篠宮選手の場合は、伊豆でAIDA JAPANの審判のジャッジで行われました。AIDA JAPANにはインターナショナル・ジャッジとナショナル・ジャッジの2種類の審判が存在します。インターナショナル・ジャッジは国際大会での審判もする事が出来ます。ナショナル・ジャッジは日本国内での大会のみ審判として認められるローカルルールの元に置かれています。アテンプトでは
インターナショナル・ジャッジ2名の立会い
または
インターナショナル・ジャッジ1名+ナショナル・ジャッジ1名の立会い
が義務付けられています。
これに対して2003年11月の松元選手の場合はKirk Krack( AIDA Judge Level A Instructor)とMartin Stepanek (AIDA Judge Level E )の立会いの元で行われました。アテンプトには開催場所やジャッジの国籍についての制限はありません。
また当然ながら、アテンプトを開催する事は事前にAIDA JAPANに対して申請がされなければいけません。
アテンプトの終了後、ジャッジは速やかにAIDA JAPANへ結果を報告・申請し、問題がなければ晴れて記録更新となるわけです。
アテンプトでの記録更新にチャレンジする選手は、今後ますます増えていく事と思います。
これに対し、記録が公認されないケースもあります。
まずは正式な手続きがなされていない事。また立ち会い者(審判、医師など)が規定に合っていない場合などは、例えパフォーマンス自体が問題なかったとしても、記録が公認されることはありません。
また、ロープタッチやサインなど、ルール上の規定項目がクリアされていない場合も、記録が認められる事はありません。
ただし前例にないケースの場合などについては、AIDA JAPAN内で協議の上、後日結論が出るケースもあります。
(このテキストは2003年12月現在のフリーダイビング日本記認定要綱などを元に記述しています)
SAFE DIVE!!
( text by h.sugawa )
ご意見・ご感想はこちらまで
|
|