あいのて
written by ハーちゃん
とあるなにもない森のなか、二人は急ぐでもなく、歩いている。リナ(以後「り」)「ねえ、光の剣って、あんたんちの家宝なんだよね?」
ガウリィ(以後「が」)「とつぜんなんだよ、リナ」
り「だから、家宝なの?どうなの、はぁっきりしなさいっ。」
が「ああ、そうだけど。まえいわなかったっけ、」
り「そんな変なことは覚えているのね。全く。」
が「あ、くやしいの、あ、くやしいんだ。やった、やったね。」
り「そんなことで何喜んでるのやら。まあいいわ、不思議なのよね、」
が「あ、くやしいの、あ、くやしいんだ。やった、やったね。」
り「そんなことで何喜んでるのやら。まあいいわ、不思議なのよね、」
が「あ、くやしいの、あ、くやしいんだ。やった、やったね。」
り「そんなことで何喜んでるのやら。まあいいわ、不思議なのよね、っじゃない いの。 い・い・加減にしないと、はっ倒すわよ。」
が「はーいわかりました。せんせい。」
り「わかればいいのよ、ガウリィ君。じゃどうして光の剣をもっているのかな ー。 おねーさんに教えてくれるかなー?」
が「ぼく、クラゲだからわからない〜。」
り「のあ、のあに〜。ちょっといい加減にしなさい。ちょっとまじめに答えなさ い。 」
が「んぐ、んぐ」
り「こら〜っ。共食いするな〜。わかったわよもーいいわ。もう聞かない。聞か ない から。」
ところは変わって、とある街のとある飯屋で。
り「丸焼き早くしてよね〜。ったく。だから、どうしてあんたが持ち歩いてる の?ク ラゲ頭のあんたが?なぜ?なして?確かに剣の腕は立つけど、最近頼りない し。」
が「それはひどいんじゃないの。おれはわるくないぜ、ぜったい。」
り「あ、その丸焼きこっちねー。」
が「あいてがつよすぎるんだって。ひかりのけんもつうようしないやつなんて、 いる のがおかしいんだよな。」
り「しっぽから食べよーかな、いや頭をぱくりと、いやいや、胸のあたりをがぶ りと いっちゃおーかなー」
が「おい、ひとのはなしきいてんのかよ、おい」
り「んが、んが、(何をいっているかわからない。)そんな愚痴きいてらんない わよ 。久々の仕事前、食えるうちにくっとかなきゃいつ食えるっ?急がないとおいて 行く わよ!」
が「あっそう。んぐ、んっぐ、(たべいそいでいる)」
どこまでも「唯我独尊」
な二人なのであった。
おわり