おいらの「週末小旅行」


平成16年4月10・11日、おいらはささやかな小旅行をした。ぶっちゃけた話、このHPの前身である”それいけ!ぼくらの117系”オープン1周年を記念してのささやかな旅である。
その日は効率よく行動しようと10日の夜は安い宿、ドミトリーで宿泊しようと決めた。勿論、那覇での宿泊なので、那覇に格安の宿はかなりある。どこを選ぶかは悩む所だが、IT技術が進歩している世の中、ゲストハウスをネットで調べる事にした。
宿泊費用や場所の条件面などで色々検討した所、丁度いい宿が国際通りのすぐ側にあったのでそこに決めた。
そのHPで予約しようとおいらは宿泊予約のフォームで必要条件を入力し早速送信したのである。
そんなこんなで10日を迎えた。ま、断っておきますが、この旅日記はおいらの毒舌が多少混じっていますので、ご注意ください。(この旅日記を読んでくださっている皆様は心が広いと私は感じていますので)

4月10日
この日の天気は快晴である。
10日は効率よく行動しようと朝からの行動である。おいらは当時の勤務先への定期券を持っていたので勿論、途中大謝名までは定期券での利用である。
バスで大謝名まで出たあと、朝食をしないまま出てきたので某ファーストフード店で朝メニューを食べIT関連の施設で少し時間つぶしをした。。
大謝名から乗りつぶしをしていなかった55番浦添線を消化し、それから約30分間大きな渋滞も無く無事に那覇バスターミナルに到着した。
この旅の目的のひとつである那覇市内路線の乗り潰しをするため那覇交通那覇営業所(現在は那覇バスの定期券販売所です)で那覇市内一日乗車券を購入。あいにく那覇バスターミナルから那覇市内線は出ていないので、すぐ隣のゆいレール旭橋駅前からの乗車である。那覇バスターミナルで見たU20Hの車号は1327Fだったが、何故ここに居たのかその時のおいらにはさっぱりわからなかった。
出来るだけ一日乗車券に書かれている区間を大回りしたいという下心での旅である。
とりあえず9番小禄石嶺線で小禄(おろく)入口バス停まで出たのはいいが、県庁前までのバスの本数は露骨すぎやしないか?
ま、週末ダイヤなので文句のいいようすらないが・・・。
とにかく我慢しつつさっき乗った9番で県庁附近に戻ることにする。
国際通りのわしたショップにあるミニ食堂で、沖縄そばが105円とめっちゃ安かったのでこの日のお昼はそれにしようと決めた。105円という値段の割にはなかなかいい味でおいしかった。この値段じゃ、対岸の某ファーストフードの照り焼きバーガーセット525円よりはるかに安い!
沖銀本店前バス停から1番首里識名線で首里城まで行こうと企んだが、おいらの不注意で件の1番に逃げられ別のバスで行ける所まで行こうと腹をくくったのだ!!!
おいらが乗ったのは5番識名線で識名園前(しきなえん)まで乗った。降りたのはいいが、バスの本数が露骨過ぎる!!!
土日祝日ダイヤなのだから文句の言いようがない。バス停に掲げられていたルート変更の案内を見るが、おいらが尋ねたときはルート変更日に該当していないので不幸中の幸いだ。どうやら、識名園(れっきとした霊園です!)の墓参りのお客様が多く、交通渋滞を引き起こす恐れがあるので一部う回運転されるという案内だった。どうやら霊園利用者が多く、車で来る人たちが極端に多いためだとか。こんな混雑をするのなら、バスで来るとか最低限の判断をすべきであると思う。
仕方なくバスを待つ事にするが、待合所のすぐ横の噴水がこれまた可愛く、なんと石臼を積み上げて出来たのだ。思わず可愛いので写真撮影。

そんなこんなで1番首里識名線が来たので、それに乗って首里城公園まで行く事にした。途中の真地(まあじ)の車窓はとても綺麗で、篠ノ井線の姨捨(おばすて)からみた長野市内なのかと錯覚しそうな風景だった。もし、夜だったら景色がさぞや綺麗だろう。南風原(はえばる)町を掠めるようにして走り、那覇インターを通過し首里城へ向かったが、やたら勾配がきついしぶっちゃけ坂道が多い!!!

首里城公園、おいらにとっては高校時代の校外学習や専門学校時代の個人旅行以来久しぶりの訪問である。城の内部には入らなかったが歴史の重みを感じつつ数枚撮影をした。首里城公園からバスを乗り継いで国際通りのそばまで到着し、そこから101番平和台安謝線でまだ消化していない那覇市北西部をやっつけに向かった。
が、問題が起きた。
市場北口に向かう途中、おいらが運転手さんに一日乗車券は使えますかとたずね、運転手さんはあまり見かけない切符なのか対応に四苦八苦していた。その後、使えると返答があり一安心。
そんなこんなで市場北口を折り返し更にバスを乗り継いで3番松川線で那覇市西部の三重城(みいぐすく)操車場まで出向き、すぐに1番に乗って松尾に到着。その夜お世話になるドミトリーに向かった。前もってそのドミトリーの公式HPからプリントした地図をにらめっこし多少戸惑いながらもドミトリーを発見。到着後チェックイン&料金支払い&寝台の説明を済ませ、おいらは旅の疲れをシャワーで流しその後、夕方の国際通りを夕食を兼ねて散歩した。
夜7時前に宿に戻り、おいらは宿泊している人たちと音楽談義を交わし、おいらも参加したが話を聞いているうちに盛り上がり結局夜11時ごろまで賑った。
おいらが寝たのはそれ以降だと思われる。
寝台の印象は、583系寝台のモハネ582のような印象で、2段ベッドであるが雰囲気的にもそれに近かった。おいらのベッドのカーテンはすだれで、最初は使い方に少々戸惑った。一部のベッドはシーツカバーらしき物が掛けられており、柄はアジアンテイストっぽかった。BGMがジャズだの色んな音楽が流れており、まるでアジアを旅行したような錯覚のするステキな宿だった。
おいらが泊まった宿の中で一番最高の宿は、このドミトリーだった。世界中の高級ホテル(おいらは貧乏人なので泊まれる余裕すらありません!!!!)よりもはるかにステキで庶民的な宿だった。

4月11日未明、おいらは目が覚めた。身体を起こしすだれを調整し、おいらはもようしたかったのでトイレに向かった。トイレを済ませおいらはまた寝台に戻る。
初めてのドミトリーでなかなか寝付けなかった。寝たくても暫くすれば勝手に目が覚めてしまう、それの繰り返しだった。おいらが完全に目を覚ましたのは、11日の朝6時ごろだった。
目が覚めたおいらは、布団をたたみ、着替えの後朝食を購入する為近くのコンビニに向かった。飲み物と朝食であるパンを購入し、宿に戻った。
屋上に上り、朝のすがすがしい空と新聞を眺めながらの食事である。なかなかおいしい。
この場所は昨日、おいらと宿泊している人たちとオーナーとみんなで上り、夜空を眺めながら花火を探したが見当たらなかった。
自分の寝台に戻った後、おいらは出発の準備をした。いよいよ旅立ちのときである。
みんなと別れるのは辛いし、後ろ髪を惹かれる思いだった。でも、それも旅なのかも知れない。
宿から歩いて美栄橋駅まで向かい、そこからゆいレールに乗り昨日の那覇市内線の乗り潰しの出発だった旭橋駅まで向かった。ゆいレールの印象を改めてみると、JR西日本の207系の方がある意味最高且つ清楚な感じな気がする。


いよいよ琉球バス730車メモリアル乗車である。

今回の主役です!!!久しぶりの乗り心地を満喫しました。

この話の経緯は、おいらがネットで調べ物をしている折に見つけたもので、那覇交通いすずBU04メモリアル乗車の事を知り、某氏に参加表明をメールしたのだ。が、急遽予定変更で今回のメモリアル乗車に変更し、その参加を改めてメールしたのである。那覇バスターミナルを少し巡回した後集合場所である琉球バス那覇営業所に向かい、幹事さんと運転手さん(鉄道用語ではウテシ。以下ウテシとする)や他の参加者の皆さんにご挨拶をし、730車であるU20Hの到着を待つ事に。
程なくしてU20Hが到着。運転手さんの案内で車内へ案内された。内装を久しぶりに見たが、やはりおいらの青春の「におい」がするし、懐かしさを感じる空間だ。西海岸側3A座席に陣取り、おいらが学生時代よく味わった独特の座り心地を「久々に」満喫。学生時代の思い出が、昨日のように蘇ってきた。
9時過ぎに那覇バスターミナルを出発。構内を通過後国際通りに向かった。
県庁北口には元米軍スクールバスが63番運用に就いており、63番のウテシが非常に驚いた様子でこちらを見てたのが印象に残った。
U20Hが国際通りを通過するのも今では非常に稀になっており、一昔前には非常に「あたりまえ」の存在だったが、これが逆に「新鮮」に感じるのは、やはり時代の移り変わりなのかもしれない。
泊高橋短絡線を通過し、国道58号線に入る。開発が著しい那覇新都心を眺め(実際のU20H運用には充当できません)、天久(あめく)附近でこんな看板を発見!!!

「ニュースステーション」だと?!

古舘伊知朗の「報道ステーション」が始まったのいつよ?!

まだ久米宏のニュースステーションなのは、そうとう未練がましいのか・・・。「看板を「報道ステーション」に変更しろ!!!」とでも言いたい。
写真を撮りたいが、ウテシの調子を狂わせるわけにはいかないので撮影は我慢しておく。

国道58号線を北進し、北谷町ハンビーエリア内部を通過せず58号線の車窓から眺めた。斉藤瞳閣下の写真集「斉藤瞳」を御覧いただけるとお分かりになるだろうが、本当にあの場所なのかは「斉藤瞳」写真集を読んでから自分で確かめましょう!!!
美浜エリアを車窓から眺めたが、やはり素晴らしい!!!U20Hからの眺めとなると格別である。
カデナ基地西部の海岸線(那覇方面からだと、右側にカデナ基地で、ときたま飛んでくる戦闘機の爆音はすごいです)を通過し、順調に北上する。嘉手納弾薬庫になっている読谷の「黙認の地(農作物をする為なら米軍は黙認しているらしい)」を眺めおいらはふと思った。数年前に定期観光バスに乗った時に係員の方が「基地の中に沖縄があるのか沖縄の中に基地があるのか」と仰っていたことを思い出した。
琉球村の手前から旧道に入り、狭い狭い道を通過し、おいらはふと思った。山陽本線の八本松〜安芸中野あたりか、と。この界隈は結構手付かずの自然が残っており、道路を鉄道に変えるとどんな風景になるのかと考えたくもなる(鉄道模型での世界の話ですよ)くらいだ。
山田からようやく海岸線に辿り着いた。天気もさることながら海の色が非常に綺麗だ!!!バスの車窓から眺める海は案外綺麗なものだ。リゾート地を通過しつつ空き地にかつて活躍した2階建てバス他730車の廃車体が数台放置されている姿を見た。廃車後お店に転用された仲間も居るが、場所柄塩害で錆が進んでおり、おまけにオリジナルの色を微塵とも感じない。ぶっちゃけた話、2階建てバスの窓の部分が銀色に塗っているではないか!
のどかな風景を眺めつつバスは名護に到着した。時刻は既に11時過ぎである。普通の路線バスだったら11時30分頃になるだろう。
おいらは早速トイレに向かい用を足し、ホームから少し撮影した。
といっても、バス操車場構内に入っていませんのであしからず。(事故を未然に防ぐ為操車場構内に入るのは止めましょう!!!)


名護バスターミナルから撮影 琉球バスの車両達がひなたぼっこ(勿論、降車用ホームからの撮影です)


同じく名護バスターミナルから 沖縄バスの車両たち 最近は中古車がやたら多くなった(勿論、降車用ホームからの撮影です)

撮影を済ませおいらは食事をした。ポークタマゴ定食で500円したが、なかなかおいしいではないか!これぞ沖縄の庶民的食事である。
ポークタマゴとは何なのよという方、ここで簡単でありますが少し紹介しておきます。
ポークとは、米軍の兵士が愛用してたお肉の携帯食で、戦後沖縄の家庭に広く普及しました。沖縄の人々の知恵なのか、卵などの料理に広く使われており、ポークタマゴなどがその典型的な例です。
作り方については、別にまとめますのでご了承ください。

ま、そんな事はさておき、バスはどこへ向かうのか本当にわからなくなってきた。予定では辺戸岬のはずが・・・。バスは国道329号線に入り南に南下する。ウテシは運賃表と放送用のテープを実際掛けてくださった。本当にステキな演出ですね。
東海岸経由での旅になるが、西海岸と比べて比較的地味な印象な気がする。新しく出来た石川バイパスを通過し沖縄市を目指す。石川バイパスは路線バスの空白地帯だが、路線バス車両がここを通過するのは初めてだ!
75・90番ならば右折するコザ十字路を直進し、国道329号線をひたすら南に向かって走る事に。高原(たかはら)の住宅地の開発は進んでおり、アーバンシティの風格が感じている。北中城(きたなかぐすく)あたりになると一旦のどかな風景が続き西原あたりからアーバンシティっぽくなり南進か・・・と思いきや、小那覇(おなは)で左折したぞ!!!海沿いの公園でバスは止まった。
我々の為に休憩を兼ねた撮影時間が設定された。
当然おいらも撮影だ。まずはフロント&サイドビューの撮影、その後非公式側の撮影、ウテシの許しを貰い方向幕を操作し前面撮影。おいらのリクエストである53番の方向幕に設定後の撮影は、言うまでもない。実際操作して感じた事は、手動式の方が個人的には扱いやすいと感じた。
その後内装撮影と相成った。まずは入り口側から見た内装で、次は後部座席から見た内装を撮影。そして運転席の撮影である。運賃表を見学したあと出発。与那原から南東部に向かいどこに行くんだろか・・・。
日産デU20Hの内装です!

その後、沖縄で唯一のノンステップバスと遭遇、あと一歩で見ることが出来たのにと感じつつ、奇跡の再会!!!
その後知念村、大里村、南風原(はえばる)町と進み那覇バスターミナルに着いたのは4時前だった。
乗車会終了後、私たちはウテシとバス談義のあと解散し、おいらは国際通りを少し歩き、松尾からバスに乗り大謝名まで向かいそこから別のバスに乗り継いで、自宅近所のバス停まで向かった。


これから沖縄旅行を計画される方へ。
沖縄に来たのならばやはり快適なリゾートホテルもいいですが、お金の問題を考えると、宿代の節約を企むのならばドミトリータイプのゲストハウスをおすすめします。節約したいのなら、旅の拠点をゲストハウスにして宿代を節約し、節約した分お土産を買うなりなんなり好きにして構いません。
なお、YAHOOで検索される場合は、「沖縄 安宿」と打ち込んでみてください。検索結果で出てきます。
参考にこちらを御覧ください。

6月から9月までの台風のシーズン、旅からの帰り、予期せぬ台風で飛行機が欠航で仕方なく延宿せざるを得なくなった(当然、自腹です!!!)場合にも、ゲストハウスは低廉な価格で宿泊できます(但し、要確認)
蛇足ですが、沖縄県内のコンビニで安宿の本が入手可能で、安宿を探す場合はこちらも御覧になるといいでしょう。
あと、レンタカーであちこち移動する場合、一部の国道では時間帯によってバスレーン(バスの定時運行の要)で通行できない所もありますのでご注意ください!
それと、夏の週末はアイスクリームの露店が出没します(特に中北部)ので、もし見かけましたら是非ご賞味あれ!!!
おいらも実際食べましたが、なかなかの味でおいしいですよ!!!アイスクリームを食いながら一息、ドライブの休憩を入れてみては・・・。なお、値段は150円でした。

おわりに
個人的には充実した旅行でした。いつもの生活に慣れているおいらからすればやはり「井の中のかえる、大海を知らず」ではダメで、色んな人たちとの出会いこそが新鮮な気持ちにさせてくれるし、いろんな意味で机上では勉強できない、その時ならではのいい勉強が出来たと正直感じています。この旅を振り返って感じた事の一つとして、僕の夢は本土からやってきて永きに渡る沖縄での生活を生かして、本土と沖縄の掛け橋になりたいという意味でゲストハウスの経営をしたいという決意をした。現在は少しであるが夢は進んでいる。
実現まで時間は掛るが、しっかり頑張っていきたい。(何か挨拶になっちゃったなぁ)

なお、4月10日にお世話になったゲストハウス・ココシャンティの女将平山千恵様(当時)、11日のU20Hメモリアル乗車の企画・計画をし、いろんな意味でお世話になった兼城賢人様及びメモリアル乗車参加者の皆様、このU20H貸切の運転をしてくださった琉球バス乗務員の宮城公貴様、本当に有り難う御座いました。この場をお借りして末筆ながら御礼申し上げます。
(おわり)

*補足・本稿執筆後の5月8日、那覇交通いすずBU04車両メモリアル乗車を実施し、小生も参加した。(写真はいずれ何らかの形にて対応する予定であるがネガをなくしてしまい現在頓挫しています)

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