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117系の運行路線の紹介と行きたいところですが、その前に、117系はどんな車両なのか知らなければ意味はありません。とりあえず、予備学習的意味合いで117系について学んでから運行路線を紹介しますか。





福知山色キハ47と2ショットの117系ミハ車
福知山(地上駅時代・現在は高架駅に改築済)にて 撮影・HP管理者
*本画像はT.KadonakaさんのAirplane & Train
Pageで公開されているTrain CGを利用しておりますので、管理者撮影の写真共々無断利用はダメです。
車両紹介 昭和50年代半ば、京阪神の鉄道事情は国鉄と並行する私鉄との客争いが過熱し、国鉄と並行する私鉄は上質なアコモを揃えた高性能電車により対抗する国鉄から客を奪い取る事態(つまり、民鉄が優勢になった)となり、それまでの153・165系ブルーライナーでは2扉デッキつきの車両構造そのものが東海道・山陽線の定時運行の邪魔となり、ただでさえ乗降時間がかかるデッキつきの対面式ボックスシートそのものが客離れを推進する結果となった。 この事態を非常に重く見た国鉄は、老朽化したそれまでの153・165系の代替として新型電車を開発、乗降時間がかかるデッキを廃止し、私鉄電車と遜色ない転換式クロスシートと同時期に開発していた185系特急電車の台車と共通化する事で更なる乗り心地の改善に努め、また、カラーもかつての流電モハ52系を連想させるカラーリングとなり、「シティーライナー」という愛称で117系が誕生した。 昭和54年、117系は京阪神の新快速に投入しそれまでの新快速用として活躍した153・165系を大垣に追放した(一部)功労者となると同時に一躍スターになり、私鉄からの利用客を取り戻す形となり国鉄の面目が保った時である。 その後、昭和61年に新快速の増発用として117系100番台が登場、車両のコストを下げるため軽装車(しかし台車は205系と共通)といういでだちで量産、100番代は関西に投入し、捻出した基本番代の一部は当時名鉄やマイカーとの競合が激しい名古屋地区の輸送力強化のてこ入れのため送り込まれ、このエリアでも国鉄優勢になるべく活躍したのである。 しかし昭和62年4月1日、度重なる赤字が仇となり国鉄は115年の歴史に幕を下ろしJR旅客6社&貨物1社の新体制として再スタート。 JRの理念である「地域密着の鉄道」が功を奏し利用率が回復。更なる利用客増加に伴い2ドアデッキなしの117系そのものが逆に乗降時間がかかることになり、その後続車両としてJR西日本では3ドアの221系、JR東海では311系がそれぞれ開発。 153系から新快速運用を剥奪・引退に追いやった117系を新快速運用から剥奪する結果になり、余裕が出来た117系はそのキャパシティを活かし地方線区に送り込まれ、奈良・福知山・山陽線に送り込まれたほか中間車が足りない115系に編入改造を余儀なくされることになる。 その後奈良・福知山線では東海道線時代、117系から新快速の座を剥奪した221系が「みやこ路快速(奈良線)」、福知山線は「丹波路快速」として投入、奈良・福知山線快速運用までも運用が一部剥奪となり、余裕の出た車両の一部が和歌山・きのくに線などに活躍の場を移されることになる。(JR西日本) 中京エリアでは快速運用に降格されるものの、快速列車としての面目が保たれる事になった。(JR東海) この形式の車両概要については近郊型電車でありながら正面が非貫通式を採用している為、113系や115系とは一線を画する設計である。 2扉で転換式クロスシートと言う点では同時期に登場した185系と共通しているが、湖西線乗り入れを考慮し半自動ドアでなおかつ両開き扉及びデッキがないという点では、153系に引導を渡すため首都圏に投入された185系と異なる。 いわば185系とはある意味「異母兄弟」という言葉が当てはまるのではないのだろうか? 103系(主にATC車)などでお馴染みの集中型AU75クーラーを搭載しているが、その両端に室内換気装置を搭載しており、台車が特急型と同じ空気バネ台車のDT32(モハ)、TR69(クハ)を使っているという点でも185系と共通している。 しかし、昭和61年に登場した117系100番台は、新幹線以外の投資(100系に金を掛けたのか?)を抑制する為かコストダウンを理由に側面の一部変更・台車(TR235E/DT50C・205系と共通化)等の変更をしているため若干異なり少しすっきりしている。 なお主抵抗器・主制御器は仙台地区に投入された417系と共通している。 カラーリングは、かつての52系急行電車を意識してか肌色に茶色の帯をまとって登場したが、民営化後はそれぞれの地域に相応しい色をまとうようになり、カラーリングと言う意味ではバラエティが増えている。 なお、平成17年6月18日をもって福知山線から卒業し、嵯峨野線(山陰本線)で新たに活躍の場を移しているほか、原色編成の一部は岡山に送られるほか福知山色の一部は編成に変動が出ているなど興味深い。 |
| 所属会社及び配備先 | 運行範囲 |
| JR東海 大垣車両区(海カキ) |
東海道線 浜松〜名古屋・大垣・米原・美濃赤坂 |
| JR西日本 宮原総合鉄道部(大ミハ) (9月18日更新) |
東海道(琵琶湖線)・草津線 京都総合車両所(回送)〜京都〜草津〜柘植 東海道(琵琶湖線)・湖西線 京都総合車両所(回送)〜京都〜山科〜堅田・近江舞子・近江今津・永原 奈良線 京都〜奈良 山陰本線(嵯峨野線)京都〜亀岡・園部・福知山 |
| 岡山電車区電車センター(岡オカ) (5月29日加筆) |
*ただし115系編入改造車は割愛させていただきます。 山陽本線 吉永〜岡山・三原・広島 赤穂線 播州赤穂〜岡山 |
| 新和歌山車両センター(和ワカ) | きのくに線 和歌山〜紀伊田辺・周参見・新宮 和歌山線 和歌山〜高田 |
諸元表(0番台)
| 形式 | クハ117 | モハ116 | モハ117 | クハ116 |
| 定員 | 66 | 72 | 66 | |
| 自重(t) | 36.8 | 43.0 | 43.7 | 36.8 |
| 長さ(m) | 20.28 | 20 | ||
| 幅(mm) | 2946 | |||
| 高さ(mm) | 4066 | |||
| 出入口方式 | 自動・半自動 | |||
| 台車 | TR69K | DT32H | TR69K | |
| 枕ばね | 空気ばね | |||
| 電動発電器 | MH195-DM92 | |||
| 空気圧縮器 | MH113B−C2000H | |||
| 冷房 | AU75E | |||
| 製造両数 | 30 | 60 | 30 | |
車両写真(時間の都合上KATOの117系を使っています)
こちらがクハ117。なお、この車両が東京寄になる。
こちらがモハ117。モハ116が相方。東京寄にパンタグラフがある。
こちらがモハ116。モハ117の相棒。
こちらがクハ116.下関寄りに連結されている。(背景は大幅に無視する事)
諸元表(100番台)
| 形式 | クハ117 | モハ116 | モハ117 | クハ116 |
| 定員 | 68 | 72 | 68 | |
| 自重(t) | 31.3 | 39.8 | 40.1 | 32.3(30.5) |
| 長さ(m) | 20.28 | 20 | ||
| 幅(mm) | 2946 | |||
| 高さ(mm) | 4066 | |||
| 出入口方式 | 自動・半自動 | |||
| 台車 | TR235E | DT50C | TR235E | |
| 枕ばね | 空気ばね | |||
| 電動発電器 | MH195-DM92 | |||
| 空気圧縮器 | MH113B−C2000H | |||
| 冷房 | AU75E | |||
| 製造両数 カッコ内は名古屋地区用 |
3(9) | 6 | 3(9) | |
| 備考 | 100番代は3両のみ 200番代は名古屋地区用 |
100番代は3両のみ 104以降は名古屋地区用 |
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諸元表(300番台)
| 形式 | クハ117 | モハ116 | モハ117 | クハ116 |
| 定員 | 129 | 139 | 127 | |
| 自重(t) | 35.9 | 43 | 43.7 | 36.8 |
| 長さ(m) | 20.28 | 20 | ||
| 幅(mm) | 2946 | |||
| 高さ(mm) | 4066 | |||
| 出入口方式 | 自動・半自動 | |||
| 台車 | TR69K | DT32H | TR69K | |
| 枕ばね | 空気ばね | |||
| 電動発電器 | MH195-DM92 | |||
| 空気圧縮器 | MH113B−C2000H | |||
| 冷房 | AU75E | |||
| 改造両数 | 6 | 6 | 6 | |
参考文献・JR車両ハンドブック2001