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善光寺平

 上田盆地・佐久平

 伊奈谷

 

 

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善光寺平

大室古墳群

       

 

       

 

       

 

       

おおむろ:長野県長野市

長野市松代町大室を中心に柴・小島田・牧島地区を包括する東西約2.5km、南北約2.5kmの範囲に展開する古墳群である。千曲川の東岸にある奇妙山と尼厳山の山麓傾斜面と支脈尾根上および扇状地上に立地する総数500基以上の古墳群で、その大部分が積石塚古墳によって構成されている。1800年代(明治20年代)にはイギリスのW.Gowlandの著書にも紹介されるほど学界の注目を浴びていたが、1950年代(昭和20年代)、栗林紀道の分布調査に至るまで、組織的な調査はほとんど行われなかった。1951年(昭和26)に明治太学の後藤守一が調査を行い、2基の古墳の発掘謂査と17基の古墳についての墳丘・石室の実測調査を行った。さらに1968年(昭和43)藤森栄一を会長とする太室古墳群調査会が長野県農業センター用地内にかかり、破壊される予定の古墳を発掘謂査した。大室古墳群は、地理的な分布状態から、北山支群・大室谷支群・霞城支群・北谷支群・金井山支群の5群に分けられる。北山支群は16基以上の古墳があり、土石混合の墳丘封土をもつ例が多く、径6〜10m程度の円墳で、内部主体が横穴式石室と推定される。大室谷支群は200基以上の古墳群であり、谷奥部に位置する9基を除いて積石塚である。含掌形右室が11例以上みとめられている。霞城支群には約40基の古墳が知られ、積土塚10基、含掌形右室2基が確認されている。北谷支群は200基近い古墳数があり、すべてが積石塚であるらしい。内部主体はほとんど横穴式石室であるが、きわめて小規模な竪穴式石室と思われるもの若干と、合掌形石室が6基認められる。金井山支群には含計17基の積土塚がみられ、横穴式右室を内部主体としている。出土遺物には鉄刀・鉄鏃・刀子・王類(大室谷支群107号墳)、金環・玉類・鉄鏃・刀子・鉄釘・鉄鎚・土師器・須恵器(北谷支群425号墳)、玉類・銀環・鉄鏃・鉄具・跨板・雲珠・刀子(北谷支群436号墳)などが知られる。大室吉墳群は、積石塚と合掌形石室などを含む特殊な古墳群として注目されてきた。古墳時代後期から終末期にかけてのもので、その古墳群の被葬者と、築造した集団の性格にも解明しなければならない多くの問題がある。

大室将軍塚古墳

       

おおむろしょうぐんづか:長野県長野市

 

御厨社古墳

       

みくりしゃ:長野県更科郡坂城町

 

観音林古墳

       

かんのんりん:長野県千曲市

 

塚穴古墳

       

つかあな:長野県千曲市

 

鶴萩古墳

       

つるはぎ:長野県長野市

直径15m、高さ4mの円墳。墳丘の構築は、土石混合墳といわれるこの地方独自の、土砂と礫石との混合によるものである。内部構造は両袖型横穴式石室。玄室の規模はおよそ6.7m×2.8m・高さ2.8m、平面プランは胴張りで壁面は、巨石を組合わせて持ち送り天井石を5枚のせている。奥壁の鏡石は、2.3m×2.7mの巨石が用いられている。羨道は3.9m×0.75mであるが、左側壁の一部が欠損しているが、おおむね実存している。この古墳の築造年代は、その内部構造の形態から、およそ6世紀後半に位置するものと思われる。(案内板を参考に一部加筆)

池ノ上古墳

       

いけのうえ:長野県長野市

 

白塚古墳

       

しろづか:長野県長野市

 

丸山古墳群

       

4号墳

まるやま:長野県長野市

 

北山古墳群

       

1号墳

       

2号墳

きたやま:長野県千曲市

 

竹原笹塚古墳

       

たけはらささづか:長野県長野市

 

桑根井空塚古墳

       

くわねいそら:長野県長野市

 

牧内1号墳

       

まきうち:長野県長野市

 

 

 

 

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 上田盆地・佐久平

三河田大塚古墳

       

みかわだおおつか:長野県佐久市大字三河田字大塚

佐久平の中央、千曲川と滑津川の合流地点の右岸の台地上に立地する直径27mの円墳。埋葬施設は真南に開口する両袖型横穴式石室で、全長8.4m、玄室は長さ6m・奥壁幅2.6m・中央部幅2.4m・玄門部幅1.8mの規模を持つ。玄室の平面プランは羽子板形で、奥壁は1枚,側壁は3枚の磐石を立て、この上に平石を横積みしている。羨門部には角柱を,玄門部に袖右が立ちその上に楯石をのせる。副葬品などは不明。築造年代は7世紀代中期。

(日本古墳大辞典:東京堂出版)

 耳取大塚古墳

       

みみとりおおつか:長野県佐久市

 

 安原大塚古墳

       

やすはらおおつか:長野県佐久市

 

山ノ神3号墳

       

やまのかみ:長野県佐久市

 

めがね塚古墳群

       

 

 

 

 

 

 

 

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 伊奈谷

武陵地1号墳

       

むりょうち1ごう:長野県

高岡1号墳

       

たかおか1ごう:長野県

天竜川右岸の第3段丘の緩斜面に立地する前方後円墳で、かつて47基ほどの大小の古墳が分布していたが、現在は10基が残存するにすぎない。全長72.3m、後円部径35.2m・前方部幅35.7mと推定され、周濠などの外部施設は確認されていない。埋葬施設は後円部南西部側のくびれ部に近い位置に開口する横穴式石室で、現状では長さ5.6m・奥壁幅2m・開口部幅1.85mである。石室の床レベルは墳裾よりも低く墳丘基底面に構築されている。円筒埴輪と形象埴輪の出土し、また副葬品として玉類・金環・馬具の出土が知られている。本古墳の特色は横穴式石室で、墳丘に比して小規模であること、北方320mの位置にある畦地1号墳と側壁が腰石と平石による2段構成であり、石室規模が同一であることから、開口方向の一致など同一工人と想定される。築造年代は6世紀前期と考えられ、長野県下最古の横穴式石室といわれている。

(日本古墳大辞典:東京堂出版)

畦地1号墳

       

あぜち1ごう:長野県

万才台地端にある直径19.8m、高さ5.5mの円墳。50基程よりなる高岡吉墳群中の1基。葺石・円筒埴輪が認められる。埋葬施設は玄室の奥の片側に副室を持つ横穴式石室で、現存全長7.85m、玄室は長さ6.67mを測る。副葬品には銀製長鎖垂飾付耳飾・水晶製勾玉・切子玉・碧玉製管玉・ガラス製蜻蛉玉・小玉・金環・桂甲・鉄刀・鉄剣・鉄鏃・刀子・轡鏡板・杏葉・雲珠・須恵器高杯・土師器等がある。熊本県江田船山古墳出土例と類似する耳飾を持つ。

(日本古墳大辞典:東京堂出版)

おかん塚古墳

       

おかんづか:長野県飯田市

天神塚古墳

       

てんじんづか:長野県飯田市

1号墳

       

くるわ1ごう:長野県

馬背塚古墳

       

後円部石室

       

前方部石室

ませづか:長野県飯田市

天竜川に流れこむ臼井川の段丘上に立地する全長46.4m、後円部径19m・高さ6m、前方部幅20.8m・高さ5mの前方後円墳。埋葬施設は後円部、前方部にそれぞれ1基ずつ主軸に直交するように大形横穴式石室が並列している。前方部側の石室は南西に開口する無袖型横穴式石室で、全長12m、玄室長8.8m、中央部底幅2m、奥壁幅1.8mの規模。奥壁は2枚の盤石、側壁は腰石の上に平石を積み上げて構築している。後円部側の石室は南西に開口する両袖型横穴式石室で、羨道部側の天井石が崩落し細部の状況は不明であるが全長12.3m、玄室長6.46m、底幅3.2m、羨道部6m、底幅1.8〜2.1mの規模。奥壁は5段の横積み、側壁は平石を横積みする手法である。古くから開口し副葬品は全く不明。

(日本古墳大辞典:東京堂出版)

御猿堂古墳

       

みさるどう:長野県飯田市

全長66.4m、後円部径26.4m・高さ8.5m、前方部幅29.6m・高さ9mの前方後円墳。墳丘には円筒・靫・盾形埴輪が発見されているという。埋葬施設は後円部にある無袖型横穴式石室で、全長1.3m、幅2.17m・高さ2.93m規模を持つ。副葬品として四仏四獣鏡・盤龍鏡片・硬玉丁字頭勾玉・切子玉・管玉・鉄刀・鉄剣・鉄鏃・環頭把頭・鞘金具・挂甲小札・轡・雲珠・杏葉・土師式土器・須恵器などが報告されている。築造年代は6世紀中期

(日本古墳大辞典:東京堂出版)

石塚古墳

       

いしづか:長野県飯田市

 

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